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東京でIT関係の仕事をしている男のバイク日記

【悪いところ編】2017年に新車でIron(XL883N)を買い、半年近く乗り続けてきた感想

皆さん、お久しぶりです。K@ZUです。いやぁ、半年くらい更新せずに、ひたすら仕事に明け暮れる毎日です。 くそう・・・、いつか転職してやるんだ・・・。

さて、だいぶ前のお話になりますが、僕の愛車であるIron(XL883N)の「良いところ」についてのブログ記事を書きました、今回は逆に、「悪いところ」について纏めてみます。 ただ、内容についてはかなり主観が入っており、Ironを購入しようと検討している方、もしくは現在Ironに乗っているオーナーの気分を害してしまう危険性があります。くれぐれもご注意の上、お読みくださいませ。


目次


悪いところ

1.燃料がハイオク仕様なのがちょっと・・・

他の大型バイクがどうかについてはあまり詳しくないのですが、ことIronについてはハイオクガソリンを使用して走行します。つまり、平均してレギュラーガソリンを使用して走行するバイクよりもリッターあたり10円程度高い計算となります。
言葉面だけみるとそうでもない気がしなくもないですが、「塵も積もれば山となる」です。維持費に直に影響する部分だけあって、マグナ250を所持している時よりも幾分お金が飛んでいくようになりました。現在レギュラーガソリンを使用している方は、単純に10円×リッター分のお金がかかると思ってください。
しかも最近はガソリン代の高騰が止まりません。一ヶ月が過ぎるだけで、10円単位で金額が動くこともザラです。この部分を許容できるかによって、維持できるかどうかが変わってくるといっても過言ではないでしょう。


2.燃費が20km/L前後なのがちょっと・・・

1つ上の理由と被る部分がありますが、Ironの燃費は決していいものではありません。僕の場合は街乗り主体、ストップ&ゴーが多い都市部での燃費は、よくて20km/Lを越すか越さないか程度の燃費となっています。
これについてはアクセルの開け方や道路状況によるのでなんとも言えませんが、過度な期待しないほうがいいと思います。まぁハーレーに燃費を求めている人はあまりいないと思いますが・・・。
また、車体の個体差によっても前後するので、あくまでも目安として考えていただければと思いますなみに、冬場に高速道路で大洗に向かった時は25km/L程度くらいとなります。


3.車体が重たくてがちょっと・・・

Ironの車重は256kg。ここから装備品によって多少増減はすると思いますが、概ね250kgオーバーであることは間違いないと思います。大型のアメリカンバイクにしては若干軽い部類ではありますが、決して軽量級と言えるほどではないでしょう。ただ、エンジンをかけてバイクの力で進んだり止まったりする分には重さを意識することはあまり無いと思います。
問題は、エンジンがかかっていない状態での取り回しです。
自分の力でIronを押す、引く、立ちごけからの復帰の際に引き起こす。一つ一つの動作は教習所で体験した事だとは思いますが、必要な力はだいぶ違います。
普通にバイクに乗っている分にはあまり経験しない事だと思う方も多いと思いますが、トラブルは突然やってきます。

「帰宅途中、急にバイクが動かなくなったので近くのガソリンスタンドまで押して歩いた。」
「信号待ちで止まろうとした時に、不意にバランスを崩して倒れてしまった」
「坂になっている場所で前向きに駐車してしまい、場所が悪かったため移動しようとしたが前にスペースがない為、バイクを引いて脱出した」

上に書いたシチュエーションは、2年足らずで僕が経験したエンジンの力を使わず、自分の力でバイクを動かしたものです。まぁ半分はマグナ250に乗っていた時の物ではありますが・・・。
因みに、教習所へ通っていた方にとって馴染み深いCB400SF(中型教習採用車)で198kg、NC750L(大型教習採用車)で217kgです。単純に考えて40kgも重くなっています。小学校高学年の男の子1人分といったところでしょうか?
教習所でバイクの扱いに苦労した方は、ほぼ確実に苦労することになるでしょう・・・。


4.積載能力が皆無なのはちょっと・・・

Ironには荷物を積むスペースが一切ありません。車載工具はおろか、車検証すら携帯しておくことができません。そのため、ライダー自身がリュックなどを背負って必要なものを携帯するか、 サイドバッグなどを装着してその中に必要なものを入れておく必要があります。
僕の場合はなるべくリュックなどを背負いたくなかったので、サイドバッグステーを付けてデグナー製のサイドバッグを装着しています。これなら車検証も車載工具も常に積んでおけますし、梅雨の時期などはカッパなどを忍ばせておくことも可能です。
また、高速道路を利用する為にETCを搭載する場合はサイドバッグに格納する、専用のケースを装着するなどの工夫が必要になります。


5.長時間の走行に耐えられないシートなのがちょっと・・・

Iron純正のシートは、見た目こそお尻に優しくて長時間乗っていても痛み知らず、的な雰囲気を出していますが、実際は全く違います。
乗り始めは確かにフワフワなソファーに座っているような感覚を覚えますが、1時間を超えたあたりから大腿骨部分が痛み出し、2時間経つと確実に集中できないレベルで痛んできます。
まぁ2時間もぶっ続けで走り続けるのは違う意味でも危険だと思いますが、ツアラータイプのバイクのシートとは違い、長時間走る事には向いていないシートです。
これに関してはバイク用品店で売っているシートクッションなどを利用すれば解消できる事ではありますが、見た目が悪くなるので僕は使用していません。バイクでの楽しみは我慢の上に成り立っている。ファッションと同じですね←


6.簡単にステップを擦ってしまうのがちょっと・・・

Ironはスタイリング優先のバイクと言っても過言ではありません。そのため、ローロングという曲がるにはあまり適していない設計をしています。ステップも低い位置に設けられている為、交差点などで曲がろうとした際に不意にバイクを傾けてしまうと、簡単にステップを擦ってしまいます。
正確にはステップに付いているバンクセンサーという金属の棒を擦っている事になるんですが、これがあまり気持ちのいいものではありません。バンクセンサーは「これ以上傾けると走行上危険だよ」ということを知らせてくれるパーツです。でもこれを擦ってバイクの姿勢が乱れ、結果的に危険な状況になるのではないかと思うのですが、どうなんでしょうか・・・?
因みに、バンクセンサーは外そうと思えば外せるらしいのですが、外したら外したで今度はマフラーを擦ってしまったりするそうなので、やろうと思っている方は自己責任でお願いします。


7.エンジンの熱が強すぎてちょっと・・・

883ccという大型、なおかつ空冷のV型2気筒エンジンを搭載している Ironは、その排気量も相まってかなりの熱を放出します。冬場であれば大した問題ではありませんが、夏場の渋滞はとにかく地獄です。エンジンから発せられる熱が冷やされることなく直にライダーに直撃します。これが辛い・・・。
「股簡に火鉢を抱えて走っている」とハーレー乗りの方々が比喩することがありますが、言い得て妙な表現だと思います。正に火鉢、クッソ熱いです。
エンジンの熱についてはインジェクションチューニングを行うことである程度軽減することが可能とのことですが、中々値の張るチューニングのため、手を出せずに居ます。


8.Sportsの名を持ちながらヒラヒラと走れないのはちょっと・・・

奥多摩や伊豆などのワインディングを走っていると、SSやネイキッドに乗ったライダーがヒラヒラと軽やかにコーナーを走り抜けていく光景を目にします。断言しますが、ノーマルのIronではあのような走りはできません。まぁ僕の腕が未熟という事もありますが、前述した通り少し傾ければバンクセンサーを擦り、ローロングな車体はコーナーを低い速度でしか曲がらせてくれません。ニーグリップできるデザインではないので人馬一体感は薄く、結果としてコーナーでは恐怖感と戦いながらゆっくりと走っていく必要があります。
僕はワインディングで攻めた走りをする方ではないので問題ないといえば問題ないのですが、それでも恐怖感を抱きながら走るのは中々辛いです。


9.オプション部品を付けないと2人乗りできないのがちょっと・・・

ディーラーにて新車で販売されているIronはタンデム用のステップが装備されておらず、シートも1人乗り用の物のため、そのままではタンデムすることができません。そのため、追加でオプションでステップとシートを購入する必要があります。細かな値段についてはその時々によって変わるため明言は避けますが、2万円程度はかかると思った方がいいです。
また、中古で購入する場合には2人乗りが可能かどうかもお店に確認しておいた方が無難でしょう。彼女とタンデムする気満々だったのに、いざ手元に来てみると1人乗りしかできなかった・・・、ショックですね。
ここからはあくまでも想像ですが、1人乗りで車検を通した後に再度2人乗りように車検を取り直すにもお金がかかると思います。無駄な出費を避けるためにも、確認をしておいた方が良いポイントです。
というか、元から2人用で販売しておけばオーナーがあれこれ気にかける必要がないのに・・・


10.純正ミラーがイマイチすぎてちょっと・・・

Ironを新車で購入して「マジかよ・・・」と思ったポイントです。ライダーの後方を映し、安全を確認させるためのミラー。純正の場合はどう頑張っても自分の腕が映り込み、その割合たるやミラーの半分以上を占めようかという・・・。かと言って自分の腕が映らないように調整すると、後ろというよりも後方斜め45度のエリアしか映すことができません。
正直これは欠陥なんではないかと思うくらいにダメダメな点です。保安部品なのに安全確認できない状態で新車を販売しているのですから、これはもう・・・。
ですがご安心あれ、Ironのミラーは純正の状態で取り付け位置を変更することができます。ハンドルの上側に設置している時に自分の腕しか映さないのであれば、取り付け位置を下にすれば・・・!
見事、脇腹を掠めて後方を確認できるようになります。但し、視線の移動距離が多くなってしまうため、安全性が高くなったとはいえちょっと危険な状態です。安全第一を考えるのであれば、ミラーを社外品に変えるなどの対策は必要になると思われます。
個人的にはミラーが下にあった方が車体が締まって見えるので、吊るしでこの状態にして欲しかったですね。
あと当然ですが自分でやる場合には工具(インチ)が必要です。持って居ない方は購入したお店の人にやってもらうと良いでしょう。(ちなみに、工賃は1000円程です。1000円払うくらいなら自分で工具を買ってやった方が断然お得です。(僕はディーラーの方にお金を払って作業してもらいました))


まとめ

如何でしたでしょうか?
だいぶ否定的な意見もあったと思いますが、ここに記載されていることは僕がIronに約1年ほど乗ってきて感じたことです。貴方が僕と同じような印象を抱く事は断言できませんが、近しい事は感じると思います。
正直Ironはハーレーというブランド名が先走り、ノーマルのままで快適な走行ができるとは言えないと僕は思います。ただ、そこを受け入れて自分好みにカスタムして行くのも楽しみの1つであるとも言えます。
良い点だけではなく、悪い点も把握した上で今一度Ironについて考えてみるのも良いのではないでしょうか?


というわけで、長くなってしまいましたがこの辺で筆を置きたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!